NPO法人ケアリフォームシステム研究会第19回全国大会 in 青森・函館に参加してきました。
この大会は、お身体が不自由な方とそのご家族、福祉の専門家、メーカーの方々と一緒に介護に関するリフォームや福祉住環境について考える会で、今回は住宅でどのようなIT環境を構築し、どのような機器、操作方法であれば不自由しないかについてと健康と命を守るための住宅の断熱性能についてご講演いただきました。
この大会に参加して感じたことは、福祉用具もIT化が進んでいるということです。
介護記録やケアプランを情報共有しやすくすることや、介護、介助ロボットの進化、声による電気の点灯・消灯やカーテンの開閉、見守りセンサーや排泄センサーなどのAIによる自動化など、お身体が不自由な方とそのご家族、介護スタッフの負担を減らす住環境の構築方法が数多くありました。
NPO法人ケアリフォームシステム研究会(以下CRS)は「障がい児・障がい者・高齢者とその家族の立場を第一に考え、本人の自立(自律)支援と介護者の負担を軽減するため福祉機器の活用や住環境の整備等によるケアリフォームシステムの普及活動を行い、保険福祉の増進に寄与することを目的」とする事業者の団体です。
CRSが目指すのは、「自立(律)と介護の家づくり」。
手すりを付けて、段差をなくす… 確かにそれらは必要ですが、それだけが介護に必要なリフォームだとは思いません。
どうしても介護が必要な場合でも、ご家族が介護しやすい環境をつくることでお互いの負担を減らすことができます。
自立(律)することを諦めなければ、人生はもっと豊かになります。
介護のためだけではなく、自立(律)につながるリフォームを目指したいという想いから、私たちが行う介護リフォームを「ケアリフォーム」と呼び、お身体が不自由な方々のお住まいの改善に取り組んでいます。
お一人お一人に、それぞれ違う症状があると思います。
お家も一つ一つ、間取りや高さ、空間が違います。
大栄建設はCRS会員の工務店として、ケアリフォームによってお一人お一人の身体状況と住環境を考え、不自由な部分を少しでも解消するコトで自立(律)出来るコトを増やし、「本人もご家族も笑顔になれる家づくり」のお手伝いが出来たらと考えております。