世界的に見て、日本の住宅性能は耐震性に優れています。
しかし、断熱性、気密性においては非常に遅れていると言われています。
住宅の省エネルギー基準(省エネ基準)と呼ばれる法律が1979年に作られました。この法律は断熱性能などの性能向上により、消費エネルギー量に基づいて住宅性能を評価するもので、改正のたびに厳しくなっています。
しかし新築住宅の省エネルギー性能はあがってきていますが、断熱性能に関しては努力義務に留まっているのが現状で、極端に言うと無断熱の家でも建てることが出来てしまいます。
また既築住宅の断熱性能も非常に低く、現在日本で現行基準に満たない住宅はおよそ90%を占めていると言われています。
またその中のおよそ30%が無断熱住宅と言われています。
目次
省エネ基準に満たない事による健康リスク
断熱性が省エネ基準に満たない事によるリスクとして、冬の室温が低くなるため、脳梗塞や心筋梗塞などに代表される循環器系のトラブルの危険性が高まるヒートショックがあげられます。
ヒートショックとは、室内の温度変化によって血圧が上下し、心臓や血管の疾患が起こることを言います。
ヒートショックによる死者数は近年は5000人ほどと報告されていますが、入浴中の急死は病死とされることが多く実際には19000人に上るという推計もあり、これは2020年の交通事故死者数2839人の6.7倍にも上ります。
ヒートショックなどの健康リスクに対しての対策として、各部屋間の温度を一定に保つ高気密・高断熱住宅が推奨されています。
まるごと断熱リフォーム
リフォームで高い断熱性能を実現
まるごと断熱リフォームは、健康・快適な暮らしのために、断熱リフォームパネルや天井・床・窓断熱などを一棟まるごと断熱改修することによって新築・高性能住宅レベルの断熱性能を実現します。
外気温の影響が少なく、家のどこにいても冬は暖かく、夏は涼しい「快適」「健康」「省エネ」を実感できる暮らしをご提案いたします。
詳しくはこちら「まるごと断熱リフォームとは?」
足元まで空間全体が暖かく、冷え性の方にもやさしく。
まるごと断熱リフォームによって断熱性能を高めることで、部屋の上下の温度差がわずかとなり、暖房は効いているのに足元が寒いといった暮らしの悩みも解消されます。
外気温0℃ 暖房設定温度20℃
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。
部屋間の温度差が少なく、ヒートショックのリスクを低減。
家全体の断熱性能を高めることによって部屋間の温度差が少なくなり、冬場のヒートショックのリスクを低減できます。
入浴時の脱衣所や夜間のトイレで「ぶるっと震える」といった寒さも解消されます。
外気温0℃ 暖房設定温度20℃
※掲載データは、実験施設にて測定した値であり、保証値ではありません。住宅の仕様、生活スタイル、気象条件等により異なる場合があります。
断熱性能を高めると、体感温度が暖かく。
人の体は空気の温度だけでなく、床・壁・天井からの輻射熱も感じ取ります。
部屋の温度が20℃でも床・壁・天井の温度が低い場合、断熱性能の高い家では体感温度が19℃、断熱性能の低い家では15.4℃と断熱性能によって、体感温度に差がでます。
3種類の断熱リフォーム
まるごと断熱リフォームでは、さまざまな既存住宅に対応できるように、3種類のリフォームの方法をご用意しています。
外壁重ね張り
既存住宅の外装の上から断熱・外装施工
特長
外壁解体が不要のため、廃材が出ない。
コストが軽減できる。
住みながらの施工も可能。
外壁張替え
既存住宅の外装を撤去して断熱・外装施工
特長
外装材の劣化が進んでいて、 交換が望ましい場合に実施。
外装材の凹凸が大きい場合や(ラップサイディング他)、外壁に付属部材が多く、重ね張りでは難しい場合に実施。
スケルトンリフォーム
既存住宅の外装を撤去して断熱・外装施工
特長
大規模な間取り変更を行いたい場合に実施。
構造躯体の劣化が進んでいる場合は、耐震補強と合わせて実施。
もしお困りの方がいらっしゃいましたら、是非大栄建設にご相談下さい。
ご相談頂ければお客様のお悩みをしっかり解決し、理想の暮らしを実現いたします。